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「404 – ページが見つかりませんでした」というページってどんなアナウンスしていますか?
リクエストしたURLにコンテンツが存在しなかった場合に表示される、404ページ。皆さんはどのように表示させていますか?
ちなみこのサイトでは、こんな感じで表示されます。(Twenty Fifteenテーマのデフォルトの表示です。)
いやぁ、おもてなしの精神を感じませんね。私は悪くない、あなたがこのURLを開いたのが悪いんだ!お望みのページを勝手に探してくれって感じるナイスなアナウンスになっています。(言い過ぎ?!)
さて、そんななか、レクサスの404 NOT FOUNDページがシンプルながらも素敵だったので今回紹介します。レクサスを見た後に、他の自動車メーカーの404 NOT FOUNDページも気になったので勉強がてら集めて見ました。
皆様のサイト制作の参考になれば幸いです。
レクサスの404 NOT FOUNDページに感じるおもてなしの精神
さて、私が見たのはこの404 NOT FOUNDページです。
非常に簡潔ながらも、レクサスのおもてなしの精神が行き届いていて、素敵ですね。
トップページへご案内いたします。
リダイレクトのことを「ご案内致します。」と表現するあたり、ちょっと感動しました。レクサスのショールームで対応をして頂いているような感じを受けます。
また、リダイレクトや画面遷移というようなむずかしい単語は使われず、ジャンプというイメージしやすい言葉で置換えられています。ブックマークしている方への配慮も忘れていません。
このキャプチャだとセンタリングされているように見えますが、実際は左上にコンパクトにまとめられています。これも何か意図があるのかな。
私のブログのNOT FOUNDページと比べると、その差は明らかですね。
その他の自動車メーカーの404 NOT FOUNDページ
レクサス以外の404ページも気になったので集めてみました。各社様々なスタイルで「ページが見つかりませんでした」と伝えてくれています。
※ 一部キャプチャは縦長になりすぎたためトリミングしております。リンク先は各社のトップページにしてありますので、各自でNOT FOUNDページを探してみてくださいませ。
トヨタ自動車
まずはトヨタ。レクサスとほぼ同じ構成でした。シンプルかつ自動リダイレクト。
スズキ
ももクロちゃんがCMをしているハスラーがバカ売れのスズキです。意外とシンプルな感じの作りになっています。
「スズキのサイトでなにかお探しですか?」という文言に言葉にできない違和感を感じるのは私だけでしょうかね。
スバル
スバルのNOT FOUNDページは、メッセージの下にサイトマップやキャンペーン情報を表示しています。
トップページやサイトマップに移動して別のページを探すよりもこの方が機能的だし私は好きでした。
日産自動車
theシンプル。メッセージを表示して5秒後にページ遷移する作りでした。
5秒しか滞在できないし、長い文章は読んで貰えなそうですし。リダイレクトするといいう前提で考えるとこれは有りかと思いました。
光岡自動車
WordPress で作られているようで、404 File Not Foundと表示されるのはSEO系プラグインか何かの影響かな?と関係ないことを考えてしまいました。
サイトマップへとサイトのトップへと2つのリンクがありますが、ページを探すならサイトマップを見てもらったほうが早いし、2つあると迷いそうだなぁと個人的には思いました。
http://www.mitsuoka-motor.com/
三菱自動車
英語との併記!これは多言語サイトのせいなのか、日本に済む外国人への配慮なのか、少し気になるところです。
シンプルかつリダイレクトでトップページへ行きます。レクサスやトヨタと似たような作りですね。
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/
マツダ
シンプルな作りです。リダイレクトはされませんが、上下にグローバルナビゲーションやフッターナビゲーションがあるので迷うことはなさそうです。
「引き続きマツダオフィシャルサイトでの快適なドライブをお楽しみください。」といメッセージが添えられているあたり、マツダらしいですね。
ホンダ
一番驚いたのはホンダのサイトでした。
スバルと同じくお知らせや簡単なサイトマップがあるのですが、更にその下には「問題点についてお知らせ下さい」という見出しとともに、フォームが表示されています!こんなNOT FOUNDページはじめて見た!
ホンダのモノづくりに対する精神というものを感じるNOT FOUNDページになっています。
ダイハツ
よく見る404ページですね。
「前のページに戻る」ボタンをクリックするとJavaScriptでひとつ前のページに戻る作りになっています。こういうのって検索エンジンから直で来たときって検索エンジンに戻っちゃうので悩みどころですよね。
外国車の自動車メーカー
MINI
ミニはビジュアルでNOT FOUNDを表現している感じでしょうか。
- NOT FOUND.という文言を見なければ、パット見、あまり404ページぽくないですね。
メルセデスベンツ
(!)という表示に見る側が驚きそうですが、ベンツのNOT FOUNDページは画像もなく割りとシンプル。トップページに戻らずに各種リンクを案内しています。
http://www.mercedes-benz.co.jp/
BMW
アドレスの入力が誤っている可能性があります。という断定にBMWらしさを感じますね。ヘッダー・フッターからページを見つけてもらえる作りになっています。
テスラ
Drupalで作られているサイトのようです。ザ・海外って感じがします。
ページが見つからなかったことと共に、シンプルなナビゲーションが記載されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お客様の欲しい情報を提供できなかった時、自動車メーカーはどういった応対をするのか。
NOT FOUNDページひとつですが、こうやって見てみると、各社の色が出てますね。
個人的にはスバルやホンダのような機能的な404 NOT FOUNDページが好きです。
特にホンダの「問題点を教えて下さい」っていう姿勢は、本田宗一郎の精神が根付いているように感じました。