Mauticってなんだ?マーケティングオートメーション(MA)ってなんだ?

Mautic Advent Calendar 2016 Day 9 書きます

http://www.adventar.org/calendars/1402

今年も残すところあと23日となりました。月日が経つのは早いものです。

昨日のKatzさんの投稿「Mautic と concrete5 の良い関係 〜 ユーザー情報連携のススメ」に続き、今日は私がMautic Advent Calendarのバトンを受取りました。

本日は、「Mauticってなに?」「マーケティングオートメーションってなに?」という方に向けたブログを書きます。

ただ、かくいう私もマーケティングオートメーションという単語に触れたのもMauticに触れたのも、今年2016年が初めてでした。いわばMautic元年!

マーケティングオートメーションという言葉すら知らなかった私がMauticに出会い、学んだことを、これからMauticに出会い、学んで行く方のためにお伝え出来たらと思っています。

少しでもお役に立てれば幸いです。

マーケティングオートメーション(MA)ってなんだ?

Mauticを紹介する前に、マーケティングオートメーションについてお話をする必要があります。

Mauticはマーケティングオートメーションツールのひとつだからです。

「マーケティングオートメーション?!」

なんだか難しく聞こえますが、安心してください!

できるだけ横文字を使わずに簡単にすすめていきます。

営業活動を自動化しよう

マーケティングオートメーションとは、一言で言うならば企業が行っている営業活動の一部を機械に任せてしまおう(自動化)という仕組みのことです。

マーケティングオートメーションを導入することで、営業活動の効率化を図ることが出来ます。

多分これだけの説明では「?マーク」がたくさん付くと思うので、今年9月のMautic Meetup Nagoyaで発表をした資料から抜粋してマーケティングオートメーションについてもう少し掘り下げて行きましょう。

こんな悩みはありませんか?

こんな悩みありませんか?

メールや電話で問い合わせをもらって意気揚々と営業に行ったものの、受注になかなか結びつかない…

資料作成の時間や打ち合わせの時間、交通費ばかりかさんでしまう。

こんな経験をしている方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

なぜこんなことが起きるのか?それは、問い合わせしてきたお客様の本気度は、お客様によってまちまちだからです。

お客様それぞれの本気度はバラバラ

オープンハウスに来た3組のお客様、どのお客様を接客する?

オープンハウス

例えば、皆さんが分譲住宅を販売する不動産の営業マンだと仮定して考えてみましょう。分譲住宅販売では、大抵の週末に実際の物件でオープンハウスを開催します。

そのオープンハウスに以下の3組のお客様が同時に来場されました。

  1. たまたま近所に分譲住宅が建ったことを知り、時間つぶしに来場したお客様
  2. 結婚を期に住宅購入を検討しているが、まだ分譲住宅にするか、注文住宅にするか、マンションにするか何も決まっていないお客様
  3. 不動産を具体的に検討していて、インターネットを見ていたらちょうど希望のエリア・希望の価格で販売されている物件があったから来場したお客様

もし、あなたが不動産の営業マンで、今月なんとしても1件契約が欲しい。と考えていた場合、どのお客様を真っ先に対応しますか?

ほとんどの方は、本気度の高そうな「3」のお客様に接客を仕掛けたいと思うのでは無いでしょうか?

ただ、実際には接客をして、話を聞いてみないと家を購入したいかどうかといった本気度はわかりません。話を聞いて経験と勘で本気度の高そうなお客様を嗅ぎ分けて行くスキルが必要になります。

しかしそういったスキルは一朝一夕で身につくものではありません。何年も何十年も営業をすることで身につくことだと思います。

本気度によって接客方法も変わるはず

また、お客様の本気度によって接客方法も異なってくるはずです。

「1」のお客様はカタログを渡してご友人を紹介してくださいね。というくらいで、長期的に追客が必要になるお客様。

「2」のお客様は、ぼんやりとはしているものの、近い将来家を買いたいというお客様ですし可能性はゼロではありませんし、カタログを渡してさようならではなく、他社との比較表をメールで送ったり、説明会を開いたりと今後、中期的に追客が必要です。

「3」のお客様は、最後の決断を促す為の追客が必要になります。

本気度によって対応方法も異なってきます

本気度が数値化されたら楽だと思いませんか?

もし接客する時点で、お客様の本気度が数値化されていたら、若手の営業マンでも経験豊富な営業マンも接客がしやすいと思いませんか?

「そんなの無理でしょ?」とお考えのあなた。実は出来るんです。

そう、マーケティングオートメーションツールならね。

本気度の数値化が出来るマーケティングオートメーション

マーケティングオートメーションツールは、ざっくりと以下のことをしてくれます(もちろんもっと機能はたくさんあります)。

  1. ホームページアクセスを匿名の見込客として登録
  2. フォーム送信・資料請求などの際に見込客情報を更新
  3. 設定したタイミングで自動で資料メール等を見込客に送信
  4. 見込客がメールを開いたかどうか、資料をダウンロードしたかどうかを判定
  5. メールを開いたら+10ポイント、ダウンロードしたら+10ポイントと言った具合に、お客様の本気度を数値化

例えば以下のようにマーケティングオートメーションの設定をしたとします。

見込客のスコアリング

この設定で運用すると以下のような見込客のリストが出来上がります。

集まった見込客のリスト

これを見たら、見込客の本気度が一目瞭然ですね。Dさんが一番受注の見込が高そうだとわかります。

このように、マーケティングオートメーションツールは、見込客を自動で収集し、各種案内を自動(もしくは手動)で送信することで見込客にその気を起こさせ、受注確度を高めていってくれます。

もちろん、全自動では無いので営業さんの仕事がゼロになることはありませんが、セミナー開催案内やセミナー参加のお礼といった事務的な営業活動はマーケティングオートメーションツールが代行してくれるはずです。

見込客の選別

マーケティングオートメーションでは、ポイントの機能以外にも、以下の図のように見込客をステージごとに分類して管理することが出来ます。下方のステージに進むにつれて、より受注に結びつきやすい見込客として認識できます。

他のシステムとの連携が重要

マーケティングオートメーションは、営業活動の中間に位置する仕組みです。

そのため、各システムや取り組みとの連携が非常に重要になります。

見込客を取り込む為には、ウェブサイトにアクセスしてもらう仕組みを強化したり、実際にセミナーを開催して名刺交換した方の情報を登録したりという作業が必要ですし、お客様を口説き落とすにはセールスフォースオートメーション(SFA)との連携も必要になるかもしれません。

様々なシステムとの連携が重要

それぞれのシステムとの役割の違い

マーケティングオートメーションツールと、SFA(セールスフォースオートメーション)、CRM(顧客管理システム)との違いは以下のとおりです。

マーケティングオートメーションは特定の個人に向けてアプローチするためのツールではなく、特定の見込客の集合に対してアプローチするところが大きな違いかと思います。

マーケティングオートメーションとセールスフォースオートメーション、顧客管理システムとの違い

ごめんなさい…続きは動画でどうぞ

続いて、Mauticとは何か?について記載しようと思いましたが、力尽きました。ごめんなさい。

おぉ。Mautic面白そうやん!となった方、SlideShareと動画をご参照ください(笑)

明日はこの方

明日、アドベントカレンダーのバトンを受け取るのはなんとKatzさんです。

「名古屋 Mautic コミュニティ活動まとめ」を書いてくださるようです。楽しみ!

 



【mautic】Mautic Cloud無料版でコンタクトのCSVインポート機能を有効にする方法

先日11月7日(月)に行った、Mautic Meetup Nagoya #8 「Stages, Companies & Case Studies」の勉強会の中で、事例発表のときに話題になったMautic Cloudにおいてコンタクト(旧称:リード)のCSVインポート機能を有効にする方法をまとめました。

コンタクトのCSVインポート機能を有効にするには、Mautic Cloudの運営に機能有効化の依頼をする必要があります

では、手順を追っていきます。

手順をこなすと即時コンタクトのインポート機能が使えるというわけではなく、Mautic Cloudの運営にお願いをして、運営側が機能を有効化してくれるまで待つ形になります。

1:コンタクトの右上の下三角形をクリックして「インポート」リンクをクリック

マウティックインポートリンク

2:表示されるダイアログから【submit this form】リンクをクリック

クリックするのは、いかにもなボタンではなく、テキストリンクですので要注意!

submit this formリンクをクリック

3:フォームに必要事項を入力して送信

以下フォームの全ての項目を入力し、Submitボタンを押して送信します。

リンクをクリック

What do you plan to use Mautic for?(意訳:どんなふうにマウティック使ってるの?)
を【Marketing】としましたが、別の文言でも大丈夫です。

4:数時間から数日待つ

Mautic Cloudの運営からの回答があるタイミングは人によってバラバラのようです。

私は申請してから12時間後くらいに連絡が来ました。とにかく待ちましょう。

※ 勉強会に参加頂いた方に数日待っている。という方もいましたので、気長に待つようにしましょう。

5:メールが届く

以下のような「有効化したよ~」というメールが運営から届きました。

ココに書かれていたのは、

1.UTF-8でCSVファイルは作ってね(意訳)

2.無料版( Mautic Cloud Free )は5,000コンタクトまでしか追加出来ないから気をつけてね(意訳)

という内容でした。

メール届く

6:CSVインポート機能が有効化されてる!

Mautic Cloudにログインしてコンタクトのページからインポートをクリックすると…

無事にCSVインポート機能が有効化されていました。

マウティックCSVインポート機能有効化

 

まとめ

Mauticをオンプレで管理するにはセキュリティや性能面が心配ですが、クラウド版があることでそういった点も安心ですね。

更には、バージョンアップも定期的にされていて、どんどん使いやすくなってきた印象!すごいぞMautic!

 

余談ですが、SaaS型クラウドサービスのMauticの呼称は、Mautic Cloudとなったようですね。

mautic.comとかmautic.netとか色々な呼ばれ方をされていましたが今回のブログを書いてその点も再確認出来てスッキリしました。



【統計】小学生でも新社会人でも説得力のあるプレゼンが作れる!おすすめ統計情報![主にインターネット関係の統計]

こんにちは小野です。

たまたまウェブサイトのスマートフォン対応についてお客様に説明をする資料を作っています。

そこで引用した情報や、その他にも個人的にブックマークしている統計情報について紹介しようと思います。

統計情報

総務省 平成26年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

平成24年、平成25年のデータ推移と共にスマートフォンの利用状況、SNSの利用状況など、幅広い調査が資料にまとめられています。

私は常にこの資料は手元に置いて、プレゼン作る時や接客の際に活用しています。今回のスマホ対応の説得材料にもこの資料は大いに活躍しました。

何よりも「国が調査した!」というだけでプレゼンの信頼性・説得力が高まります。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000028.html

[YAHOO!] 都道府県別スマートフォン利用状況データベース

Yahoo!マーケティングソリューションが提供するスマートフォンの利用状況データベースです。
地域ごとにどのような環境でYahoo! Japanを閲覧されているかを確認できます。さすがヤフー!

http://yahoojp-marketing.tumblr.com/spdb

ニールセン株式会社ニュースリリース

コンサルティング企業ニールセンのニュースリリースです。

どれも、非常に興味深い情報が載っております。

http://www.netratings.co.jp/news_release/

少し古くなってしまいましたが、よく私は以下のURLを紹介します。
若者が何に対して共感を得るか。というところからウェブサイトの構成やデザインの方向性を話し合ったりしています。

日本人はどのようなメディアを信頼するのか、若者が共感できる広告のテーマはなにか[2015/10/29]

http://www.netratings.co.jp/email_magazine/2015/10/20151029.html

その他

使ったことのある統計情報や使うかもしれない統計情報を紹介します。

総務省情報通信統計データベースについて

国が実施した調査結果がまとめられており、CSVやExcel形式でダウンロードできます。

http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/field/index.html

総務省統計局 統計データ

ネット関連にかかわらず、こちらにも色々な統計情報が掲載されています。

http://www.stat.go.jp/data/index.htm

日本アドバタイザーズ境界 Web広告研究会

Web広告研究会、BtoBユーザーの取引先変更状況を調査
「取引先変更の約4割は企業Webサイトがきっかけ」

https://www.wab.ne.jp/wab_sites/contents/2269

日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC) 統計情報

ドメイン名に関する統計やIPアドレスに関する統計を閲覧できます。
へぇ。こんなデータもあるんだ。と思ったので。

https://www.nic.ad.jp/ja/stat/

Google Public Data Explorer

そんなに数は無いですが、視覚的に人口増加等のデータを閲覧できます。
英語にするとより多くのデータを閲覧できるようです。

https://www.google.co.jp/publicdata/directory

DATA GO JP

日本の公共機関のデータを二次利用可能な形式(オープンデータ)で配布しているサイトです。

http://www.data.go.jp/

プレゼンには説得力が必要

プレゼンテーションで相手を説得し、その気にさせるためには、説得力が必要です。

説得力があって初めて聞く耳を持ち、検討をしてもらえるのだと思います。

一般的には説得力は、話す人の地位や経験、年齢によって大きく左右すると思われがちです。

しかし、今回紹介する統計情報をプレゼンテーションに含めることで、新社会人でも、小学生でも誰でも説得力のあるプレゼンテーションが出来るはずです。

出典を明記しよう

上記を引用して終わりでは無く、しっかりとURLや文書名をプレゼンの隅に記載しておきましょう。

水戸黄門の印籠のように説得力を後押ししてくれるはずです。

あとがき

色々なデータがインターネットを探すと公開されていますね。

他にもお勧めの統計データが有ればぜひ教えてください!