ホームページを制作する時に抑えておくべき、5つのポイント

ホームページ制作

最近、「ホームページ制作の見積りを作って」と営業さんからよく言われます。

「はい●●円です!」と即答できればいいのですが、ホームページはテレビやパソコンのような型番商品ではなく、注文住宅やオーダースーツのようなオーダーメイド商品に近い性質があり、なかなか即答はできません。

「ホームページ制作の見積り作って!」と言われても「どんなホームページを希望しているか」をある程度ヒアリングしないと金額の振れ幅が大きすぎる可能性が高く、見積りが無駄になることが多いです。

せっかく作ったホームページ制作の見積りが無駄になると、テンションも下がっちゃいますよね。

今回、できればこれだけはお客様にヒアリングしておいて欲しいなぁ。と思う項目を5つ紹介させていただきます。

1:ビジネスの目的(基本方針)の聞き取り
「なぜ、ホームページが必要なのですか?ホームページで何をしたいのですか?」

といった根本の部分は、実際にホームページを作り、運用していくうえでも重要な基本方針になります。
この基本方針が無いと、安直なデザイン変更を繰り返す、不毛なホームページになることが多いです。

突っ込んで聞けそうなら、
「そもそもホームページを制作しないとその目的を達成できないのか?スマホアプリを作るってのは考えた?」
なども聞いておくと、お客様のホームページに対する本気度も伺えるかと思います。

 

2:ターゲットの聞き取り
「ホームページをどんな人に見て欲しいですか?」

ということを聞き取ることで、サイトを構築する上で必要となる機能やデザインの内容が変わってきます。

例えば、
・20代主婦の女性に向けたホームページ
・50代会社役員の男性に向けたホームページ
では、大きく作り方が変わってくるはずです。

できれば、簡単なペルソナ(利用者像)が作れるといいですね。
「20代主婦」に見て欲しい!というよりも、
「23歳で1歳の子供(男の子)を持つ名古屋市在住の専業主婦。夫はトヨタ自動車の工場で働く25歳平社員。両親は九州に住んでいる。」に見て欲しい!
というような利用者像が具体的になると提案もしやすくなります。

3:必須となるコンテンツの聞き取り
「絶対に伝えたいコンテンツは何ですか?」

様々なコンテンツが溢れている中で、【絶対に】伝えたいコンテンツを確認しておくことで、情報の優先順位を確認することができます。
本当に伝えたいことが埋もれてしまっていては、ホームページを作る意味がありません。
必須となるコンテンツを確認しておきましょう!

4:ホームページの機能の聞き取り
「ホームページに求める機能が有りますか?」

これは聞き方が難しいのですが、ホームページは紙の制作物と違って色々な動作・機能を仕込む事ができます。

例えば、

  • ブログを付けて情報発信したい
  • ランニングコストを抑えるために自分たちで簡単に更新できる仕組みが欲しい
  • 問い合わせフォームが欲しい
  • 外回りの営業が簡単に資料をダウンロードできる仕組みがほしい
  • 日本人以外にもアプローチしたい(多言語)
  • スマートフォンでの閲覧を考慮したい
  • 簡単に商品を登録・発信できる仕組みがほしい

のような機能をサイトに付け加えることができます。

ホームページでは出来無い!という前提ではなく、とりあえずなんでもかんでも言ってもらい、見積りに加えていけると素敵ですね。

5:予算の聞き取り
「ちなみに予算っていくらぐらいですか?ランニングコストはいくらぐらいの予算を見込んでいますか?」

これなかなか聞きづらいことですが、聞いておかないと後で「こんな高い金額では到底発注できない!」となってしまい、提案が流れることが多いです。
予算の当たりが付いていると、精度の高い提案が可能になります。予算1万円で作るホームページと予算50万円で作るホームページではできることが違ってきて当然です。
ストレートに聞かずに、遠回りでもぼんやりでも確認しておいて欲しいと思います。

6:納期の聞き取り
「いつまでに完成させたいですか?」

しまった、6つになってしまった(笑)

納期を聞いておくことで、特急で人員を増やす必要があるかなどが見えてきますので聞いておくと後々こんな話じゃなかったとはならないと思います。

まとめ

私が思う最低限のヒアリングポイントを挙げてみました。
ここまで読んで、「おやっ!?デザインについてのヒアリングが全然無いじゃん!」と思った方がいるかもしれませんが、デザインは上記が揃って初めて取り掛かれるヒアリングだと思っています。

デザインありきで考えると、お客様の本当にしたいことがブレてしまうことが非常に多いです。

お客様に満足の行くホームページを提供できるよう、ヒアリング大切にしていきたいものです。